私を整える、美の思考｜Vol.3　エッセンシャル思考で見直すスキンケア｜本質を選び美肌へ

更新日：10月10日

スキンケアを通して「自分らしく整う」ヒントを毎週月曜日にお届けしています。

長年エステティシャンとして肌と向き合ってきた経験をもとに、

“考えるスキンケア”を伝えるスキンケアエバンジェリスト、兼本です。

『エッセンシャル思考』×スキンケアという視点で「より少なく、しかしより良く。」“手放す勇気”が肌を整えるという考え方について書きたいと思います。

たくさんの美容情報に囲まれていると、「もっと良いものがあるかも」と思い、次々と新しいスキンケアを試したくなりますよね。ですがその積み重ねが、いつの間にか肌を疲れさせていることも少なくありません。

エッセンシャル思考の中には、こんな問いがあります。

この視点は、スキンケアにも通じます。

肌にとって“本当に必要なこと”だけを選び抜く力こそが、美肌への近道なのです。

「パックの後にに化粧水、化粧水んのあとに美容液を3種類、仕上げにクリーム…？！」

気づけばスキンケアが“義務”や“ルール”になっていませんか？

ケアが多いほど安心する気持ちはわかります。

でも、肌はとても繊細でシンプルです。

与えすぎたことで自らのバランスを崩し、「なんだか肌が不安定…」と感じる方も少なくないはず。

そんな経験がある方、今まさにそう感じている方に必要なのは「引き算のスキンケア」です。

美肌を目指す気持ちはとても素敵なこと。

でも、スキンケアが「やらなきゃいけないこと」になってしまうと、自分の肌の声を聞けなくなってしまいます。

ことあるごとに、「まだ足りないのかな」と思ってさらに重ねる。シミやシワが気になると、もっと何かアイテムを増やさなければと攻める…。そんな悪循環から抜け出すには、本質に立ち返ることが必要です。

「私の肌に今、本当に必要なのはなんだろう？」

この問いかけを習慣にするだけで、選ぶアイテムも、ケアのステップも、驚くほどシンプルになっていきます。

「足す」のではなく「引く」。これは、肌にとってだけでなく、心にも大きな影響を与えます。

必要最低限のケアにすることで、自分の肌の変化にも気づきやすくなり、肌との対話が生まれます。

そして、ケアに費やす時間やエネルギーが減った分、暮らし全体もシンプルに整っていきます。

美肌への道は、常に「もっと足す」ことからではなく、「不要を手放し、必要なものを見極める」ことから始まります。

これはまさに、エッセンシャル思考の本質。

スキンケアも人生も、選び取る力を育てていきたいですね。

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