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転換章|韓国ドラマ『キムチ~不朽の名作~』に学ぶ“正直さ”の美学

スキンケアを通して「自分らしく整う」ヒントを毎週月曜日にお届けしています。

 長年エステティシャンとして肌と向き合ってきた経験をもとに、

 “考えるスキンケア”を伝えるスキンケアエバンジェリスト、兼本です。


10年以上も前に観た、韓国ドラマ『キムチ~不朽の名作~』に強く心を動かされ、「いつか必ず紹介したい」と思っていた先品です。そして今、その想いをようやく仕事や美容(商品づくり)と重ねた想いを言葉にする機会なのかなと思い書きました。


大量生産で作られるキムチと、素材一つひとつを吟味し、原料の見定めから始まり温度・湿度・発酵状態までも見極め丁寧に仕上げる“こだわりのキムチ”。それは食に限らず、あらゆる「モノ」や「コト」に通じる哲学であり美学なのだと感じています。


このドラマと出会ったのは、ダイヤモンドスキンジェルパックの発売から2年が経った頃でした。

同じ原料でも、その他の原材料(仕入れロットによる差)や配合比率、攪拌(かくはん)のスピードや時間のわずかな違いで、完成する商品の仕上がりが微妙に変わる。 それは、私自身が“肌で感じた微細な違い”から製造におけるすべての工程を調査し、自主回収を決断しました。 微細な差の原因は、撹拌の回転数とその時間を調整することで改善できました。


自主回収は損失を伴うものでしたが、「正直でありたい」という想いと、私にとって譲れない商品基準でした。


もちろん、迷いもありました。

ですが、今ここで一度妥協をしてしまえば、将来また同じような場面で“妥協”を選んでしまうかもしれない――そう考えた瞬間、迷いは静かに消えていきました。


更に「もし自分自身がこの商品のコアな愛用者だったらどう感じるか」と想像した時、 その答えは自主回収の一択“行動する”という選択に迷いはありませんでした。



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ドラマから学ぶ、“正直さ”の美学

『キムチ~不朽の名作~』は、伝統を受け継ぐ者の情熱と、効率化(売上)を追う企業の価値観がぶつかる物語です。

この二つの価値観の対比は、私たちの仕事やスキンケアの世界にも、同じ構図があると思うのです。


効率やスピード、売上を求めることも大切ですが、それ以上に“本質を見極める力”を持つことの方が、長く続く信頼と結果を生む。このドラマを観ながら、私はまさにそのことを自分の仕事と重ねていました。



スキンケアに置き換えると

スキンケアもまさに同じ。

「とりあえずやっているスキンケア」ではなく、「肌がどう応えたか」を確かめることが大切です。

オイルやジェルの組み合わせを少し変えるだけで、翌朝の肌が変わる。

その変化を感じ取れる“肌感覚”を育てることが、美しさの根っこだと私は考えます。


スキンケアは正解を探すものではなく、自分の基準をつくるもの。

肌の声を聞き、自分の信じるケアを積み重ねていくことで、いつしか“迷わない肌”へと育っていきます。



今日のまとめ ― 自分に正直であるということ

正直さとは、自分の肌にも、自分の生き方にも嘘をつかないこと。

たとえ遠回りに見えても、それが一番の近道だと40歳半ばを迎える今、正に実感しています。


スキンケアも人生も、選び・手放し・また選び続ける旅。

この「転換章」を経て、次のステージではまた新しい著書と共に、“美と生き方”を結びつける学びをお届けしていきます。



🌿次回の掲載は、2026年1月5日(月)更新予定です。



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